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水銀廃棄物の適正処理についてまとめ

2017年10月1日から水銀廃棄物の適正処理について新たな対応が求められます。

なにが水銀廃棄物なのか、どのように対応すればいいのか、問い合わせが増えていますので、まとめました。

なぜ今「水銀廃棄物」? なぜ対応しなければならないの?

平成25年10月の「水銀に関する水俣条約」の採択により、廃棄物処理法施行令が平成27年11月11日に、廃棄物処理法施行規則が平成29年6月9日に改正されました。

これにより「水銀廃棄物」への規制が強化され、平成29年10月1日から運用がスタートしています。

水俣条約により、長期的には水銀の需要が減少していくため、水銀廃棄物は価値が下がると考えられます。このため、排出者にはさらなる排出社責任が求められるでしょう。

なにが「水銀廃棄物」なのか

水銀廃棄物は、次の3種に分類されます。

水銀使用製品産業廃棄物

水銀を使用した製品が産業廃棄物となったもの。判別ができない一部の製品を除きます。

水銀含有ばいじん等・水銀を含む特別管理産業廃棄物

ばいじん、燃え殻、汚泥、鉱さい、廃酸、廃アルカリで、水銀を一定以上含有するもの。

廃水銀等

廃水銀または廃水銀化合物。

水銀廃棄物への規制強化で具体的にはどうなるの?

  • 許可証 「水銀使用製品産業廃棄物」が含まれていること(10月1日時点でこれらを取り扱っていれば不要)
  • 契約書 「水銀使用製品産業廃棄物」を明記すること(10月1日以前の契約書は不要)
  • マニフェスト伝票 「水銀使用製品産業廃棄物」と数量を記載すること
  • 保管場所の掲示板 「水銀使用製品産業廃棄物」の明記すること
  • 帳簿 「水銀使用製品産業廃棄物」の明記すること
  • 保管 他の物と混合しないよう仕切りを設けるなどすること
  • 処理の委託 「水銀使用製品産業廃棄物」の許可を受けた処理業者に委託すること

「水銀使用製品産業廃棄物」とは具体的にどんなものか?

具体的に、なにが水銀使用製品産業廃棄物となるのかは、環境省などが指定しています。水銀電池や蛍光灯、温度計などです。

スイッチやリレーについては、目視で水銀が確認できる場合のみ、対象となります。

また、上記の製品を材料や部品として組み込んでいる製品も、対象となります。

さらに、水銀またはその化合物を使用していることが表示されている製品も、対象となります。

(以下、調査中)

乾電池はすべて「水銀使用製品産業廃棄物」なのか?

ボタン電池はすべて「水銀使用製品産業廃棄物」なのか?

蛍光灯はすべて「水銀使用製品産業廃棄物」なのか?

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